2019年第3回G検定を受験しました【合格】
こんにちは。りゅうです。
11/9(土)、2019年第3回G検定が行われました。
Twitterでたまに試験を批判するツイートを見かけて、
「まあ、批判するのも分かる......」
と認めつつ、受験してみました。
この記事では、受験してみた感想や、受験する意義などを書こうと思います。
(要約をすぐ下に記載しています)
要約
G検定を受けたからと言って、実際にPythonのコードが書けるわけではありません。
が、一定の知識は確実に身に付くので、機械学習の導入を検討や、実装を考えている方にはとても有益な試験なんじゃないかと思いました。
ただ、これだけは言いたい。
法律の問題や歴史の問題が多すぎる......
G検定とは?
G検定とは、一般社団法人 日本ディープラーニング協会が主催している検定で、
僕の受けた"JDLA Deep Learning for GENERAL"は、
ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する
引用元
という概要とのこと。
どうしてG検定を受けたの?
理由は次の通りです。
・Pythonで機械学習をしている身として、何となく欲しい資格だった
・データサイエンスを専攻してない穴をちょっとでも埋めようと
・自分の知識レベルを確かめたかった
・基礎知識を付けるには良い機会だった
よくTwitterで賛否が上がってるけれど......?
~~を開発した(ア)は......
~~で他に圧倒的な差をつけて優勝した(イ)は......
といった問題がよく槍玉に上げられているのは事実です。
確かに、こういった問題を正答できることにあまり意味はないのかもしれません。
中学の歴史のテストを彷彿とさせる問題ですよね。笑
が、こういった問題ばかり出題されるわけではなく、
決定木はクラス分類をどうやって行うのか、学習するのか、
CNN(畳み込みニューラルネットワーク)とはどういうネットワークか、
その中で行われるプーリングや畳み込みはどういう作業なのか、
といった、機械学習を使用する上で必要不可欠な知識を問う問題も多数あります。
というわけで、
Pythonで機械学習をしているけれど、その中で行われている計算や論理はよく知らない方や、
機械学習はまだ扱ったことがないけれど、興味がある方にとって、
試験勉強を通して、基礎を手に入れる良い機会になることは間違いないと思います。
試験について
さて、実際に受けてみた感想ですが......
時間との闘い
試験時間は120分。それに対して、問題数は240弱。笑
単純計算で、30秒に1問解答しなければならないんです。
受験する前までは、「2時間もあれば余裕だろ」と踏んでいたんですが、
本番では時間ギリギリ。全然余裕がなかったです。
目論見と違ったので、落ち着くために一度トイレに行きましたが。笑
時間がギリギリになってしまったのは、問題数のせいでもあるんですが、
僕の解き方もマズかったな、と反省しています。
というのも......
問題の構成がえげつない
頭から!
もう頭からアァァァァァァァ!!
予想はしていたんですが、その予想を遥かに超える
法律や各国の動向に関する問題たち。
4, 50問に渡ってずっとこうした問題だったんで、焦りました。
「こりゃ考えても分からん!」
とチェックだけ付けて後回し。
とにかく先にパッパと進むことだけを意識しました。
しばらく飛ばしまくって、やっと出てくるアルゴリズムに関するお話。
この辺りは実際にコードを書いたり、ハイパーパラメータをいじったりといった経験があるのでほとんど瞬殺。
当たり前っちゃあ当たり前なんですが、
経験のある問題や知識のある問題はすぐに解けました。
一方、自他国の法律なんて考えたこともないので、こりゃあググる他ない。笑
(試験中、調べることは認められています。念のため)
自信を持って自分の知識を頼りに答えられた問題と、
ググって情報を得た問題の差が激しかったです。
感想&意見
正直、受かったのか落ちたのか、分かりません。
機械学習の計算方法や、アルゴリズムに関する問題は答えられましたが、
それ以外の問題はほとんどググったり本を捲ったりして、何とか解いたという感じです。
ただ、ここで申し上げておきたいのは、ググらなきゃいけない時事の問題が出るからといって、
この検定に意味はない、と訴えるつもりは毛頭ありません。
出題されるということは、こういう問題に答えられる知識があるか否か、を問う検定なので、そこに文句をつけるべきではないと思います。
必要ない、と思われる方は受けなければ良いと思いますし、
僕自身、検定の意味はあまり把握できていません。笑
コードが書けて、計算方法も分かってるから落ちてもいいじゃん、
と言いたいところなんですが、
まあ何か欲しかったんですよね、G検定。笑
先日、統計検定の記事でも書きましたが、
試験に向けてしっかりと勉強できたので、それが一番の良い点だったかな、と思っています。
勉強のために読んだ本などは別の機会に紹介したいと思います。
ではでは。