真面目に生きるのも楽しいよ

イタリア帰りの理系大学院生が、真面目でいることを自己肯定するために、勉強・大学の研究室・英語などなどについて綴ります

【本・感想】AIの教科書 / 伊本貴士さん著【網羅的にAIの知識が学べる】

こんばんは。りゅうです。

今日は、AIの教科書というG検定で大変お世話になった本をご紹介したいと思います。

ビジネスの構築から最新技術までを網羅 AIの教科書

ビジネスの構築から最新技術までを網羅 AIの教科書

 

 

 

要約

大変分厚い本ですが、

AIの歴史から、最新の技術まで学べる素晴らしい本だと思います。

イラストも多く、文字も小さくないため、スラスラと読み進めることが出来ました。

詳細の数式よりも、AIの概念を網羅的に学べる本でした。

 

感想など

G検定に備えて、良い本ないかな~、と探していたところ、この本に出合いました。

 

G検定の勉強には非常に役立った本でした。

近年、その勢いが留まることを知らない超大手AI企業の最新情報から、

機械学習を使用した、新しいシステムを構築しようとしているベンチャー企業の情報まで、大変勉強になる情報が本の前半に記載されていました。

 

また、ディープラーニングに関する知識も十分把握することが出来、

素人の立場では

 

①画像を保存し

②ラベル付けの必要があって

②高速計算処理が必要となる

 

等の問題によって、なかなか試作の出来ない

CNN(畳み込みニューラルネットワーク)に関する知識が得られました。

 

また、AIの発展に伴って、永遠に付きまとう問題、

「AIは人間を超えるか?」

がありますが、これに関する知識も得ることが出来ます。

 

僕個人としては、AIが知能を得ることは当分ないと考えています。

ディープラーニングの技術は大変高く、現代社会において

必要不可欠なものであることは間違いありませんが、

知能を表すまでは、まだまだ時間がかかると思います。

 

いわゆる強いAIを作るには、もう一歩革新的なアイディアが必要なのかもしれません。

 

勿論、ディープラーニングだけでなく、SVMや決定木といった数十年前から存在し、今も使われ続けているアルゴリズムについて学ぶことも出来ます。

全く機械学習について知識がない状態で読み始めたとしても、

その名の通り、この本は立派な教科書になってくれると思います。

 

イラストや写真も多用されているので、とっつきやすさも◎

本屋さん等で見かけたら、パラパラと中身をめくってみるだけでも、強く興味を惹かれるのでは、と思います。