真面目に生きるのも楽しいよ

イタリア帰りの理系大学院生が、真面目でいることを自己肯定するために、勉強・大学の研究室・英語などなどについて綴ります

【ここが変だよ日本の就活】名の知れた企業=正義? そんなことないと大声で言いたい

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ご無沙汰しています。りゅうです。

本当にしばらくご無沙汰していたので、まず初めに近状を述べたいと思います。

その後、タイトルにもある通り、就活を通して感じたことを

今日から少しずつ綴っていこうと考えています。

 

 

 

帰国後から就活まで

ブログを読んでくださっている方はご存じかと思いますが、

僕は昨年度まるまるイタリアで過ごしていました。

 

帰国したのは3月の終わりで、一息つく間もなく4月から学校が始まりました。

そして学年も修士2年生に上がり、来年に備えて就活を始める身でもありました。

 

就活の流れや、企業の選び方につきましては、また今後別の機会で触れるとして、

就活に臨んだときの考え方や結果を以下にまとめます。

 

・受けたのは一社だけ(そこから内定を頂きました)

・やりたいことはデータサイエンス

・企業名はどうでも良い

・年収に縛られたくなかったので、あえて調べませんでした

 (スキルさえあれば、副業等でいくらでも稼げる)

・就活に時間を取られて学業を疎かにするのは馬鹿げている

 

と、ちょっと本日の本題から逸れた項目もありますが、意外とあっさり就活は終えました。

 

面接対策や、スーツの着方がどうだの、ノックは三回だのといった、

無意味なことは一切目にしていません。

 

......かと言って、ぶっきらぼうに振る舞った訳ではもちろんなく、

最低限の身だしなみやマナーはちゃんと心得ていました。

 

こんな風に、自分なりに就活を終え、自分が選んだ企業から内定をもらえたので、

僕は不満の持ちようもないというか、良かった良かった、だけなんですけれど、

 

……

 

声高らかに訴えたい。

 

周りの大人の方々、失礼過ぎません??

 

就活を終えた僕の結果に、悪気もなく色々なことを言う人が多すぎます。

正直、かんなり腹が立っています。笑

 

この【ここが変だよ日本の就活】シリーズでは、

実際に僕が言われた不躾な言葉をみなさんと共有し、

「うん、そりゃ変だ」と実感して頂き、少しでも就活に対して疑問を持って頂くことを目的としています。

 

「えー、大企業じゃないの? もったいない」

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いや、大企業なんですよ、僕が内定もらったところも。笑

BtoB企業であるため、一般的に知られていないだけなんです。

 

実際、僕も就活を始めるまでこの企業を知りませんでした。

 

しかし、当然のことですが、知られていないからと言って、

その企業が良いとかダメといった評価を下すのはとってもおかしいんです。

 

テレビCMや広告を出している所謂知名度のある会社のほとんどは、

視聴者や購読者をターゲットとした事業を行っているから、僕たちに商品をアピールしているに過ぎません。

言うまでもありませんが、お客さんが他企業であれば、特にCM等を流す必要もないわけです。

 

という至極単純な構造なんですが、

 

「えー、大企業じゃないの? もったいない」

 

と自らが知っている・知らないという基準だけで、こう仰る方が本当に多いです。

  

繰り返しになりますが、

大企業であれば、知名度があれば良いというのもおかしいですし、

もったいないという意味も、よく分かりません。

 

この言葉の裏には、本当に下らない固定観念が隠れていると思っています。

 

僕の大学は旧帝大の一つなんですが、

旧帝大に通っている生徒は有名企業に行くものだ

という摩訶不思議な考えが根底にあると思われます。

 

後日詳しく書きますが、この固定観念はなくすべきです。

偏見でしかありません。

旧帝大出身と言えど、たかだか入試が突破できただけの証でしかなく、

学力や論理的思考、社会性、人間性、スキルが身についていることは意味しません。

 

それにも関わらず、過剰な学歴フィルタは存在し、

誰がどう見てもピー(自主規制)だった同級生が、

世間一般の有名企業に就職している現状を見ると、

下らねえな、と心から感じちゃいます。

 

まあ、他人のことはどうでも良いんですけど。

 

でも、こういった固定観念を、全くそれを気にしていない僕にも適応されちゃあ、

何か間違ったことをしでかしたかのように思えてしまうんです。

 

長くなりましたが、まとめますと、

 

大学名と企業名は本来関係がなく、

やりたい仕事をすることが最重要なはずなのに、

企業名や年収を、就活結果の良し悪しの基準にしていることに腹が立ちます。

 

そんな下らない基準、いりません。

 

おわりに

 

と、このように、就活には凝り固まった下らない決まりや考え方が溢れていて、

始める前から嫌だったんですが、いざ終えてみると、

「思ったよりくだらないものなんだな」

と実感しています。

 

この僕の抱いている違和感が、今後誰かに響けばと思っています。