真面目に生きるのも楽しいよ

イタリア帰りの理系大学院生が、真面目でいることを自己肯定するために、勉強・大学の研究室・英語などなどについて綴ります

学会当日に怖くなったら

 

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こんばんは。りゅうです。

学会で他県へ赴きました。

こちらの建物で、先日発表を行いました。

 

 

発表のことを考えると辛かった

海外インターンシップから帰ってきて以来、初めての国内発表でした。

研究室やゼミ以外で、誰かの前でプレゼンをする機会は本当に久々。

正直、あまり自信はありませんでした。

 

自信がなかった理由は、あまりよく分かりません。

これまで人並みに発表を繰り返してきただけあって、

緊張を感じることはほとんどないんですが、

何故か今回の発表には強い不安を感じていました。

 

発表が終わり、日本対ベネズエラのサッカーを見ながら、笑

学会前の不安について、思うところを話したいと思います。

 

発表が上手くいくか不安だった

学会では、当然ですが、一人の持ち時間は決められています。

大抵12分の発表の後、3分の質疑応答。

僕の発表も、この時間設定に沿って行う必要がありました。

 

質疑応答も勿論不安だったんですが、それ以上に僕の意識を苦しめたのは、発表。

目次や簡単なスライドを含めてですが、僕のパワポは26枚もありました。

単純計算で1枚30秒で説明しなければ到底時間内には終わりません。

 

発表当日の今日も、朝4時に起き、スライドを見ては呻き、

移動中の新幹線でもスライドとにらめっこをし、

何とか相当早口で、12分に収まるところまで持っていくことが出来ました。

 

が、そんな状態で安心できるはずもなく、

「本番こんなに早く話せるはずないよ......」

とネガティブモードで本番を迎えました。

 

発表を終えて

結果、意外と好評でした。

発表直前まで不安がっていた割には、喋ることが出来ました。

 

発表中は時間も気になって仕方がなかったんですが、

別に焦っているようには見えなかったようです。

 

朝早く起きて、ずっと新幹線で頭を抱えていた成果かもしれませんが、

ちょっと流石に取り越し苦労であったと思います。

 

不安になることは、成功のために入念な準備を自らに課しますし、

あらゆる失敗を想定しては、その対策を練るといった良い面もあるんですが、

行き過ぎた不安は、発表を終えるまで自分の精神を苦しめるだけだな

と今回の学会を通して学びました。 

 

ほどよい不安を持ち、良い緊張感で頭を刺激して、

発表の場に臨むくらいがちょうどいいはずです。

 

感情と上手く向き合う

さて、少し話は変わりますが、

僕は自分自身の感情は、ある程度コントロールできるものだと信じています。

 

今回のような不安を抱いたり、逆に自信過剰で調子に乗ってしまうことは、

誰しも、多かれ少なかれあると思います。

が、そういった精神状態は結局、自分自身の思考の結果、生まれるものだと僕は考えています。

 

いくらでも不安がることも出来るし、自信満々になることも出来る、と。

 

勿論、同じ信念のもと、あまりにも偏ったバランスの悪い感情や気分に陥ったとしても、

別の見方や思考を持つことで、健康的な精神を取り戻すことも可能だと信じています。

 

というわけで、発表を終えた今、

じゃあ、どんな風に考えれば、僕はあの巨大かつ恐ろしかった不安に対処できたんだろう

という疑問の答えを探そうとしています。

 

次に挙げるいくつかの考え方は、僕なりの不安への対処方法です。

これらを皆さんと共有できればいいな、と記事にしてみました。

 

僕なりの不安への対処方法

不安を潰す

一番分かりやすくて、根本的で、行き過ぎると逆に危ない考え方ですが、

不安に思う原因を虱潰しに消していけば良いのでは? というものです。

 

今回の僕の不安は「失敗するかも......」という疑惑によって作られたものですが、

失敗の原因として考えられるのは

 

・時間オーバー

・うまく話せないスライドがある

 

等が挙げられます。

これらの事柄に事前に対処するには、

 

・時間オーバー

→時間を計りながら通し練習を何度かして、間に合うようにする。無駄な言葉を省く

 

・うまく話せないスライドがある

→どうしてうまく話せないか考える

(スライドの構成? 理解できていない箇所がある?)

よく考えをまとめた後、スライドの修正や練習を行う

 

などなど。

不安に思っている事実から逃げずに、その原因を探っていくといった方法です。

 

ただ、注意するべきポイントは、突き詰めるとキリがないという点。笑

何処かで「もう十分やった」と自分に言い聞かすことも大切だと思います。

 

過去に同様の挑戦をしたことを思い出す

初めての学会や発表の場に対しては、有効な考え方ではないんですが、笑

これまでに経験してきた、似たような機会について思い出すと、不安がいくらか和らぐと思います。

 

例えば、僕だったら、イタリアの国際学会で数百人を前にプレゼンしたことがあったり、

イタリアでのインターンシップ中、お偉い方にイタリア語で一時間以上プレゼンしたりといった、

「どうやって乗り越えたんだ?」と我ながら不思議になるクレイジーな経験があります。

 

それと比べれば、国内学会は会場内の人はせいぜい30~50人で、

日本語が使えて、しかも15分だけ。

 

過去の経験と比較すると、そこまでチャレンジングな事柄でもないわけです。

「昔のあれと比べると、こんなの何てことないはず」

そう考えると、ちょっぴり楽になりませんか?

 

おわりに

他にもいくつか、自分に言い聞かせていることはありますが、

ちょっと長くなったので、別の機会に書きたいと思います。

 

学会に行ったことから話は膨らみ、不安について語る、へんてこな記事になりましたが、笑

発表前でネガティブになっている誰かの元へ届けば良いな、と願って本記事を締めます。