真面目に生きるのも楽しいよ

イタリア帰りの理系大学院生が、真面目でいることを自己肯定するために、勉強・大学の研究室・英語などなどについて綴ります

【本・感想】独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで / コーリー・アルソフさん著【Pythonを使いたい方・プログラマとして成長したい方にピッタリ!】

こんにちは。りゅうです。

最近、本をちゃんと読む生活を取り戻したので......笑

 

今回ご紹介する本は

独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで

コーリー・アルソフさん著 清水川貴之さん 新木雅也さん訳(日経BP社)

です。

 

独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで

独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで

 

 

 

 

要約

Pythonの文法を網羅的に学べるだけでなく、

プログラミングを学ぶことの意義、そしてタイトルのように独学から職を得るまでの道に関して、重要なアドバイスが得られました。

非常に有益な他書やサイトについても多数言及されていたので、これから何を漁れば良いのか見通しを立てることも出来ました。

独学している身としては、大変勉強になったとともに、自信を付けてくれるような素晴らしい本でした。

 

独学で抜けがちな知識をカバーしてくれる

今の僕は、独学でPythonを、約1年ほど勉強してきました。

何度か書いたことのあるコードは、すぐにパッパと再現することが出来るようになり、

機械学習の様々なアルゴリズムを一通り触れてみたところです。

 

信号処理やデータ整理を主に行っているんですが、知識が明らかにその方面に偏っていて、

まだまだ勉強しきれていない部分(スクレイピングやWeb開発)も多数あります。

 

こういった問題は、これから勉強していけば解決するんですが、

僕がネックだと思っていたのは次のこと。

 

「正しいコードの書き方が分からない」

 

言い換えると、「Pythonコードを書く上でのルールを知らない」ということです。

プログラムが動くことを最優先していたことと、

僕以外、誰も僕のプログラムに触れないので、笑

別にルールを気にする必要がなかったんです。

 

でも、これから就職して、仕事でPythonを使う環境に身を置けば、

変数の置き方や、クラスの定義の仕方など、

コードの可読性のために、ルールを守らなければなりません。

 

規則についても勉強しないとなあ、と思っていたところで出会ったのが、今回の一冊。

 

Pythonについて学べたこと

この本を通して、Pythonに関する多くの知識が得られました。

なんとなーく知っている概念についても、しっかりと理解することが出来ました。

 

例えば...

・グローバル変数とローカル変数の違いとは

・変数やクラスを定義する際の大文字、小文字の使い分け

・オブジェクト指向におけるカプセル化や抽象化といった概念について

 

などなど。

独学で勝手にプログラムを書いている身としては、普段ほとんど気にしない内容だったので、

大変勉強になりました。

 

紹介されている本やサイトも素晴らしい

本の中で、他の本やサイトについても言及されているんですが、

それが全て良かったです。笑

 

紹介されている本の中には、

「あ、これ勉強したての頃に読んだ!」

と思い当たるものもあり、確かに役に立ったよなあ、としみじみ。

 

サイトには無料で簡単にアクセス出来るので、本を開きながら、パソコンでその場で情報を確認することが出来ました。

どのリンク先も、今まで目にしたことのないような情報が多く、目を瞠るばかりでした。

 

この本のリンク先をまとめるだけでも、大変有益なリストになると思います。

 

独学プログラマが成長するためには

この本は、Pythonの情報に留まらず、独学プログラマがいかに成長できるか、についても言及しています。

 

毎日コードを書くこと、メンターを持つこと、自分よりもはるかに技術のあるプログラマとともに仕事をすること......

 

今の僕は、毎日コードは書いているものの、

プログラムについてアドバイスをくれる知り合いもいなければ、

Pythonプログラムを書いている知り合いもほとんどいません。笑

 

ただ、大学の図書館でたくさんの技術書を借りては読み、借りては読みを繰り返しているので、

本たちがメンターの役割をしてくれているのでは、と。

 

そして、独学プログラマとして、どうやって成長していくか、道しるべをこの本から得ることが出来たと信じています。

自分自身を過小評価しすぎることなく、焦ることなく、将来を見通しつつ、

日々プログラマとして成長していきたいな、と改めて強く思わせてくれた一冊でした。