真面目に生きるのも楽しいよ

イタリア帰りの理系大学院生が、真面目でいることを自己肯定するために、勉強・大学の研究室・英語などなどについて綴ります

な~に偉そうなこと言っとるんじゃ、という自覚と闘いながら小説について

f:id:uno_fktr:20190106061059p:plain

自覚はあるんです。

前日に書いた記事を次の日に読み返すと、

「なあああにを偉そうに」

と両手で顔を覆いながら、一人でうわああああああと叫んでいます。

第三弾です。

 

 

 

結局どうやって本選んだらいいねん

ベストセラー読むなとか偉そうなことばかり抜かしやがって。

じゃあどうやって本を選べばいいねん、全く分からへんわ。

調子乗りよってほんまぁ。

 

ごもっともです。笑

というわけで、僕が普段本をどうやって選んでいるのか、少し真面目に話してみたいと思います。

あくまで、僕の選び方です。僕自身以外のことを語るほどの知識も技もないし......

ブログだとこういった身勝手なことも許されるやろ、ということで。笑

 

好きなジャンルはこれや!と絞る

音楽に対する考え方と似ているんですが、僕はゆる~いものは受け付けません。

直木賞系のいわゆる大衆文学は......まあたまに読むけどぉくらいで、

ラノベなんてもってのほか、ほとんど読んだことがありません。

サスペンスも好きではありません。二度読みできないし、一度限りの経験のように捉えているので、あんまり受け付けません。エンタメとして面白いのは確かなんですが。

 

小説のジャンルはめちゃくちゃ広い。笑 全てのジャンルを網羅しようとするのはあまりにも無謀です。

なので、まず好きなジャンルを絞ると本が選びやすくなると思います。

 

ジャンルを絞ったら、賞に目を向けてみよう

ちょっと邪道なんですが、ジャンルを絞った後は、そのジャンルに関する賞を探してみると良いかと思います。

で、その受賞作の中から、面白そうなものを選ぶ。

 

受賞作には、受賞するだけの何らかの理由があります。手っ取り早く良い作品に触れるには、賞を頼るのも良いかと思います。

例えば、純文学なら芥川賞を当たってみるとか、大衆文学なら直木賞、へんてこなものならメフィスト賞、笑 ミステリー好きならこのミス。

他にも野間とか、読売とか、もっと広げれば海外の賞まで色々あるんですけれど。

Wikiで調べてみると、受賞作の一覧が出てくるので、その中から気になるものを読んでみましょう。

賞によっては受賞作の当たり外れも大きいんですが、外れたときは「たまたま合わなかったんだな」くらいに考えて、次の本を手にしてみてください。

 

僕は純文学が大好きなので(純文学って何やねんこら、というのは置いといて)、過去に芥川賞を漁っていました。

漁り過ぎて、第100回以降の受賞作はほとんど記憶していました。笑

ああ、「妊娠カレンダー」、第104回芥川賞受賞作ね、みたいに諳んじられるほど。笑 これはきしょい。

芥川賞も当たり外れの激しい賞だと思います。特に最近は、僕がついていけていないだけなのかもしれませんが、こりゃ面白い!という作品はなかなか......。

 

とにかく読んでみることです。読む前に、好きも嫌いも、面白いもクソもありませんし。

いくつかの作品に当たって、「あ~、この人は面白いなあ」という作家さんを一人でも見つけられたらこっちのもんです!

そこからどんどん読書の世界を広げていけます。

 

好きな作家さんから広げていく

好きな作家さんが見つかれば、その方の本を漁るのが良いかと。

たまに例外な作家さんもいますが、文体や空気は一貫しているものです。

その作家さんだけでなく、他の方の本も読んでみたくなった場合、Wikiが意外と役に立ちます。笑

好きな作家さんと同世代を当たってみるとか、その作家さんと親交の深かった作家さんを当たってみるとか。関連のある作家さんの本は案外いけますよ。

(作家さん作家さんうるせえなぁ、難しいな笑)

 

例えば、僕は初めに太宰治に手を出して、他の方も読んでみたいなあ、と太宰治について調べたところ、

「第一回芥川賞の落選エピソードめちゃくちゃ面白いやんけ、太宰を落とした川端康成の本も読んでみよう」

川端康成を読み、

「川端さんと言えばノーベル文学賞かあ、じゃあもう一人の受賞者である大江健三郎の本も読んでみるか」

大江健三郎に手を出したり......。

そこからは、東大出身の小説家を当たったり、大江健三郎賞の作品を当たってみたり。

枝を辿るようにして、本の幅を広げていきました。

 

ジャケ買いも意外といける

作家調べるのめんどくせえよ、という方にお勧め。

僕もたまに古本屋で本のジャケ買いをすることがあります。

意外とはずれは少なくて......いや、それなりに外れるんですけれど、笑

100%じゃないですが、表紙の良さは内容と釣り合っているような気がします。

へんてこな表紙というか、手抜きの表紙はあんまり当たりません。

 

てな具合です。

普段、色々なところから本に関する情報を取り入れて、この本良いなあ、この本は読まんでいいかあ、とか常に考えていますので、もっと様々な方法があるんですが、まあこの辺で。笑

そういえば、そろそろ芥川賞の発表ですかね? この機に受賞作を読んでみるのも良いと思います! 僕は読む~......のかな?笑