な~に偉そうなこと言っとるんじゃ、という自覚と闘いながら小説について
自覚はあるんです。
前日に書いた記事を次の日に読み返すと、
「なあああにを偉そうに」
と両手で顔を覆いながら、一人でうわああああああと叫んでいます。
第三弾です。
結局どうやって本選んだらいいねん
ベストセラー読むなとか偉そうなことばかり抜かしやがって。
じゃあどうやって本を選べばいいねん、全く分からへんわ。
調子乗りよってほんまぁ。
ごもっともです。笑
というわけで、僕が普段本をどうやって選んでいるのか、少し真面目に話してみたいと思います。
あくまで、僕の選び方です。僕自身以外のことを語るほどの知識も技もないし......
ブログだとこういった身勝手なことも許されるやろ、ということで。笑
好きなジャンルはこれや!と絞る
音楽に対する考え方と似ているんですが、僕はゆる~いものは受け付けません。
直木賞系のいわゆる大衆文学は......まあたまに読むけどぉくらいで、
ラノベなんてもってのほか、ほとんど読んだことがありません。
サスペンスも好きではありません。二度読みできないし、一度限りの経験のように捉えているので、あんまり受け付けません。エンタメとして面白いのは確かなんですが。
小説のジャンルはめちゃくちゃ広い。笑 全てのジャンルを網羅しようとするのはあまりにも無謀です。
なので、まず好きなジャンルを絞ると本が選びやすくなると思います。
ジャンルを絞ったら、賞に目を向けてみよう
ちょっと邪道なんですが、ジャンルを絞った後は、そのジャンルに関する賞を探してみると良いかと思います。
で、その受賞作の中から、面白そうなものを選ぶ。
受賞作には、受賞するだけの何らかの理由があります。手っ取り早く良い作品に触れるには、賞を頼るのも良いかと思います。
例えば、純文学なら芥川賞を当たってみるとか、大衆文学なら直木賞、へんてこなものならメフィスト賞、笑 ミステリー好きならこのミス。
他にも野間とか、読売とか、もっと広げれば海外の賞まで色々あるんですけれど。
Wikiで調べてみると、受賞作の一覧が出てくるので、その中から気になるものを読んでみましょう。
賞によっては受賞作の当たり外れも大きいんですが、外れたときは「たまたま合わなかったんだな」くらいに考えて、次の本を手にしてみてください。
僕は純文学が大好きなので(純文学って何やねんこら、というのは置いといて)、過去に芥川賞を漁っていました。
漁り過ぎて、第100回以降の受賞作はほとんど記憶していました。笑
ああ、「妊娠カレンダー」、第104回芥川賞受賞作ね、みたいに諳んじられるほど。笑 これはきしょい。
芥川賞も当たり外れの激しい賞だと思います。特に最近は、僕がついていけていないだけなのかもしれませんが、こりゃ面白い!という作品はなかなか......。
とにかく読んでみることです。読む前に、好きも嫌いも、面白いもクソもありませんし。
いくつかの作品に当たって、「あ~、この人は面白いなあ」という作家さんを一人でも見つけられたらこっちのもんです!
そこからどんどん読書の世界を広げていけます。
好きな作家さんから広げていく
好きな作家さんが見つかれば、その方の本を漁るのが良いかと。
たまに例外な作家さんもいますが、文体や空気は一貫しているものです。
その作家さんだけでなく、他の方の本も読んでみたくなった場合、Wikiが意外と役に立ちます。笑
好きな作家さんと同世代を当たってみるとか、その作家さんと親交の深かった作家さんを当たってみるとか。関連のある作家さんの本は案外いけますよ。
(作家さん作家さんうるせえなぁ、難しいな笑)
例えば、僕は初めに太宰治に手を出して、他の方も読んでみたいなあ、と太宰治について調べたところ、
「第一回芥川賞の落選エピソードめちゃくちゃ面白いやんけ、太宰を落とした川端康成の本も読んでみよう」
と川端康成を読み、
「川端さんと言えばノーベル文学賞かあ、じゃあもう一人の受賞者である大江健三郎の本も読んでみるか」
と大江健三郎に手を出したり......。
そこからは、東大出身の小説家を当たったり、大江健三郎賞の作品を当たってみたり。
枝を辿るようにして、本の幅を広げていきました。
ジャケ買いも意外といける
作家調べるのめんどくせえよ、という方にお勧め。
僕もたまに古本屋で本のジャケ買いをすることがあります。
意外とはずれは少なくて......いや、それなりに外れるんですけれど、笑
100%じゃないですが、表紙の良さは内容と釣り合っているような気がします。
へんてこな表紙というか、手抜きの表紙はあんまり当たりません。
てな具合です。
普段、色々なところから本に関する情報を取り入れて、この本良いなあ、この本は読まんでいいかあ、とか常に考えていますので、もっと様々な方法があるんですが、まあこの辺で。笑
そういえば、そろそろ芥川賞の発表ですかね? この機に受賞作を読んでみるのも良いと思います! 僕は読む~......のかな?笑