ベストセラーは要注意?
(画像のサイズを小さくすることを学びました。笑)
小説への愛と偏見を語るシリーズ、第二弾です。
本が売れない、売れないという話題が絶えません。
たまにポッとベストセラーが生まれますが、それも何かの賞が絡んでいたり、タイトルが奇抜であったり、とっつきやすいものであったり。
近年のベストセラーはそういったものが特に多いですね。
まあ、賞が与えられればメディアも人も注目しますし、タイトルが奇妙だとそれだけ目につきますし、読みやすくなきゃ大勢の方が手に取りませんし。笑
ベストセラーが悪いとは言いませんが、ベストセラーを読んでも、心の底から「この本は良い! 素晴らしい! 一生枕元に置いておきます!!」と思うことはまあないと思います。
ベストセラーがベストセラーであるのは、あらゆる人が売れ入れやすい内容や文体であるから、話題性があるからに過ぎず、読めば必ず感動できるものでは決してありません。
僕は(ひねくれているせいでもありますが)、ベストセラーはほとんど手に取りません。話題になっている本ほど、あんまり読みません。
例外はいくつかあります。
永遠の0やコンビニ人間、火花は読みましたが、どれも話題になる前に読みました。
永遠の0は何度も読み返し、零戦にハマり、そこから戦史にも手を出すように。笑
ベストセラーを読んだ中では、唯一の成功例のようなものになりました。
が、コンビニ人間に書かれていることは、常識に疑問を持ちながら生きている人にとってはそう目新しいことではなく、あまり感銘を受けず。
火花は、まあ芥川賞とるやろうな、というくらい。 実際にとってくれて助かりました。笑
ちょっとぐだぐだと書きましたが、要は何が言いたいかというと、
ベストセラーだからといって名作というわけではないし、
話題になっているからという理由で読むのは賢くないばい(博多弁)
ということです。
なので、メディアの過剰な報道に左右されず、冷静に本を選ばない限り、「これだ!」という作品には永遠に出会えないでしょう。
また、これは声を大にして言いたいんですが、
みんなと同じ本を読んでどうするんだ!!笑
読書経験は私たちの個性を作ります。
同じ本を読んで、「感動したー」と言っていても、それは大衆的な生き方をしているに過ぎないと僕は思います。
生活や仕事、人とのかかわりからは勿論ですが、私たちの個性は、芸術からも大きく影響を受けて変化していきます。
証明は難しいですが、芸術に触れている間、私たちの心や感性はずっぽりとその世界に浸るわけですから。影響を受けないと言い切る方が難しい。笑
また、当然ですが、ベストセラーは私たち一人ひとりの人生や考え方にはあまり関係がありません。
本当にあなたにとって素敵な本は、そのベストセラーの中には存在しないでしょう。
そして、ここから小説を読む意味について話
そうとしていたんですが!笑
また例のごとく長くなるばかりだったので、とりあえず一旦切ります。
小説を読む意味......難しい。
色々打ってはみているんですが、どれもしっくりこないし、表現し切れていないし、うーーーん。笑