穏やかな街、Cuneo
イタリアの遠出は遅延から始まる......笑
(10:34発、20分遅れを示す表示)
ホームには塩がまかれていたため、凍結こそしていないものの、
外気はなんと0度近く。
寒さに震えながら、ホームでじっと電車を待ちます。
途中、電車を乗り換えるんですが、乗り換え時間は10分。
20分遅れということは、もう乗り換えも......あっ(察し
ようやくやってきた電車も、途中で10分停車。
当然乗り換えはうまくいくはずもなく、乗り換えで30分待つことになり、
最終的には予定より1時間も遅れて到着。
ピエモンテはCuneoにやってきました。
Cuneoは小さな街かと思っていたんですが、駅を見てびっくり。立派~。
遠くに見えるのは背の高い山々。あの向こうはフランスらしいです。
ほうほう、確かに。
ちょっと歴史的なことに触れると、
Cuneoはその昔、ミラノから人を呼び寄せて発展させることに成功した街。
一時期はピエモンテの首都、と呼ばれるほどにまで。
街のところどころにあるベンチにも、そういった歴史が書かれていました。
街並みも美しく、シンプルでありながら上品な建物が多く並んでいました。
道もトリノより広く、人も少なくて、のびのびと歩ける感じでした。
この街の一番大きな通りはVia Roma(トリノの大通りと名前が一緒です)。
そんなにごちゃごちゃもしていませんが、お店もたくさん並んでいました。
通り沿いにある教会。
Via Romaを抜けると、Piazza Galimbertiという有名な広場へ。入口には大きなクリスマスツリーが飾られていました。
そして、広場の真ん中にある銅像(何か綺麗に撮れた)。
と、ここまで街を歩いてきましたが、
とにかく人がめちゃくちゃ少ない。笑
何でだろう? と不思議だったんですが、
電車の遅延により、ちょうどお昼ご飯どきに着いたので、皆さんお食事中だったみたいです。
夕方になるにつれて、人が増えてきて、写真どころじゃなくなったんですが、
がらがらなうちに結構撮れたので、ぺたぺた貼ります。
広場を出ても、Via Romaは続きます。
ギリシャっぽい。cattedrale di Nostra Signora del Bosco
時計塔。それにしても空が綺麗。
ちょっと裏路地に入っても、この圧巻の建物。笑 教会?
良い眺めですね。
一旦Via Romaに戻り、Sant'Ambrogio Churchを見ます。
小ぢんまりとした協会ながら、淡い青色をした壁とその造りが好きですね。笑
別の路地に入ると、道の真ん中に羊が! クリスマスだから?笑
お尻の後に紙が貼ってあったんですが、
「座らないで!」と書いてあって、まあ、ちょっとツボでした。笑
時間もたくさんあったので、エノテカへ。
たまたま入ったところが、まあピエモンテのワインをこれでもかというほど集めたエノテカで
「ここは凄いぞ......!」と身構えながらキョロキョロ。
話しかけてきた店員さんにイタリア語で返すも、
「英語の方がいい?」と聞かれてちょっと悔しい思いを。笑
ちくしょー!
英語専用のスタッフさんが来られましたが、
悔しかったので、頑張ってイタリア語で話しました。
普段は買わないんですが、たくさん並んでいるバルバレスコを見ていると、
「今日はバルバレスコかなあ......」という気分に。
どれが美味しいですか? と聞くと、これですね、と勧められたのが赤いラベルのもの。
「小規模のワイナリーで作られているんですが、これがまあ美味しいですよ~」
と仰ってました。
そう言われて買わない飲兵衛はいない!
ここのエノテカほど、美味しそうなワインが揃っているところに中々出くわしたことはありません......絶対また来るだろうなあ。
バルバレスコと一緒に白ワインも買っちゃいました。
ワインを買って、そろそろ帰ろうかと。
と言っても、まだ時間があったので、駅近くのアジアンショップへビールを買いに行きました。
Bergenbierというものを見つけ「おお、ベルギーのビールやん」と購入。
ベルギーの方にラインで写真送ってやろ~、と思ったんですが、
その前に念のために調べてみると、何とベルギーじゃない。
ノルウェー。
ライン送れんやんけ、と残念に思った一方、
知らずにノルウェービールを飲むという状況がちょっと面白かったです。笑
Cuneoは落ち着いていて、街並みも綺麗でした(落書きもなかった)。
トリノから電車ですぐ行けるところにこんな町があるなんて(電車が遅れなければ......!)。また行きまーす。