イタリアのいないワールドカップとサッカー大国イタリア

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2018年ロシアワールドカップ

日本を含むアジア、南米、ヨーロッパ、北欧、アフリカの国々がロシアに集まり、激闘を繰り広げましたね。

2006年のワールドカップで優勝を飾ったイタリアも勿論...あれ?

 

まさかでしたよ。

イタリアがワールドカップに行けないと知ったのは、僕がまだ日本にいるとき、2017年の11月でした。

その頃はサッカー全然詳しくなかったんですが、イタリアがサッカーめちゃくちゃ強くて、セリアAという国内リーグも強豪チームばかりだということは知っていました。

 

そんなイタリアが......。

一体どんなムードになるのだろう、と思いながら、日本を発ち、イタリアに向かいました。

 

ワールドカップの開幕するちょっと前、南部イタリアのシチリアに友達と行きました。

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(赤線で縁取られているところがシチリアです。)

 

南部の方、というか、晩御飯を食べたお店の店員さんはめちゃくちゃ陽気で、

「おう、日本人かい! イタリア出ないから日本応援するよ! ワールドカップ日本! 日本! 日本!」

ってはしゃいでました。笑

自分の国が出場しないと、他の国を応援するんだなあ...

というか、60年ぶりの予選敗退、あの店員さんにとっても初めてだったんでしょうね、ワールドカップにイタリアが出ないのは。笑

 

ワールドカップが始まりました。開幕戦はパブで観ました。ロシア対サウジアラビア

パブでちゃんと流れてて、みんなそれを観るくらい、やっぱりサッカー好きなんだなあ、としみじみ。

ロシアの圧勝する様子を見て、僕は興奮していました。一緒にいたサッカーあまり好きじゃない友達は、いまいちピンと来ていないような感じでした。笑

 

 

始まるとですねえ、語学学校の話題もワールドカップで持ち切り

......先生がめんどくさかった。笑

 

まだグループリーグの頃は良かったんですよ。

「グループH(日本、コロンビア、セネガルポーランドのグループ)は

どこが突破すると思う?」

と毎朝のように授業前に聞かれ、まあこれには「日本!」て答えておけば済んだんです、適当に。

初戦のコロンビア戦を終えるまでは、内心、本当に突破するとは思ってなかったですけど。笑

 

決勝トーナメントに移ると、面倒、面倒

先生の質問が「どこが優勝すると思う?」に変わったんですよ。

僕、正直に(嘘の国を言っても理由を聞かれたら答えられないんで)、

「フランスだと思います」

ってちゃんと答えてたんです。だってどう見ても強かったんですもん。

 

その言葉を聞いた先生、明らかに顔を曇らせて僕を変な目で見るんです。笑

その事情は分かるんです、イタリアとフランス、サッカーや他の面でもライバルとしてお互いを見ているようで......(日本と韓国、中国のようなものですね)。

 

いや、知らんがな。

フランスが勝つと言っただけで、不機嫌になられる筋合いないんですよ。笑

このことに限らずですが、仕事にも私情を混ぜるところはイタリアっぽいです。

 

日本戦は勿論ちゃんと観ましたよ~、全部! イタリアの民放? でやっていました。

 

コロンビア戦は、夜はバールとして営業している飲み屋さんで...

気まずかった。

日本を応援していたグループと(語学学校にいた僕たち日本人4人だけですが)、コロンビアグループ(10~20人くらい?)が同じバールにいました。

結果はご存知の通り、どういうわけか日本が勝っちゃって、「イエーーーイ」という雰囲気にはとてもなれず...

というのも、バールから出ていくコロンビア勢が、みんな僕たちの方をギロっと一瞥していくんですね。

いやいや勝ったし喜ばせろよ! と今は思うんですが、その場では「相手にも気遣わなきゃ」ということで、騒げませんでした(元々騒ぐようなたちでもありませんが)。

 

セネガル戦はビール飲みすぎてほとんど覚えていません。笑

 

ポーランド戦は、「何じゃこりゃ」でした。

バールを探すのも面倒になって、語学学校の液晶画面をパソコンに繋いで観ていましたが、まあ試合内容がアレだったので。笑 見どころもそんなになかったですし。

 

決勝トーナメントは、ホームステイ先のテレビで観ていました。

日本対ベルギー。2-3で敗れましたね。

ホームファミリーのお父さんは、3点目のカウンターを決められて大笑いしている僕に、本当に憐れむような目を向けてくれていました。

僕が笑っていたのは、あまりにも予想通りであったというか、

「これヤバいやん、カウンター早いやん、入る、入る、入る、入ったあああああああアッハッハッハッハ

の笑いだったんで、あまりショックはなかったんですが、笑

それでも大のサッカー好きである彼は、本当に残念そうな表情をしていました。

 

準々決勝、準決勝と上がるにつれて、イタリアでも人びとが盛り上がっていくのが分かりました。

カフェやバールのテレビで放送していると、中にいる人だけでなく、店に入らずに外からも眺めている人がたくさんいましたから。笑

クロアチア対ロシアのPKも、みんなみんな足を止めて、近くのカフェやバールのテレビに釘付けになっているのを観て、本当にサッカーが好きなんだなあ、と思いました。

 

そして決勝戦。フランス対クロアチア

僕はホームステイ先でお父さんと一緒に観ていました。

フランスの完璧な勝利でしたね。4-2だったと思うんですが、力の差は歴然としていました。クロアチアが弱かったというわけではなく、フランスが強過ぎた、という印象を持った試合でした。

 

僕は、やっぱりフランスかあ、と思ったくらいなんですが、

隣にいるのはイタリア人のお父さん。

 

試合終了の笛が鳴った瞬間、

 

バッファンクーピー

 

と家中に響き渡るスラングを叫びました。

 

「ああ、バッファンクーピー」ってこういうときに使うんだなあ、

と最も分かりやすい例でした。