Johnnie Walkerが飲みたい
今、明らかにJohnnie Walkerをパクっているウイスキーを飲んでいる。
ここのアパートに越してきたとき、食卓に置いてあったものだ。
同居人のインド人曰く、誰も飲まないらしい。
それじゃあウイスキーが憐れだ、とこっそり自室に移し、たまに開けて飲んでいる。
このウイスキーも一応、スコッチのブレンデッドウイスキーだと書かれている。
味はスコッチらしいと言えばスコッチらしいが、パクっているJohnnie Walkerには遠く及ばない。香りはうっと鼻が曲がるほど妙に甘ったるく、口に含んでもその安っぽい甘さばかりが目立つ。スモーキーなニュアンスもあるにはあるが、すぐに甘さがやってくる。
ウイスキーがどうしても飲みたい日には開けるが、好んで飲むものでは決してない。
これを飲んでいると、どうしてもJohnnie Walkerの味を思い出さずにはいられない。
イタリアでもJohnnie Walkerは買えるには買える。
しかしどういうわけか、日本よりも値段が高い。蒸留酒は全体的に高いので、もしかしたらアルコール度数によっては高い税率が掛かっているのかもしれない。
なので、Johnnie Walkerを見かけても、うーんと悩んでしまい、結局ワインを買ってしまう。しかし今、この安っぽいウイスキーを飲んでいると、Johnnie Walkerを買わなければ、と心に決めた。
Johnnie Walkerは世界一売れているブレンデッドウイスキー、という輝かしい称号を持つ。
確か、一秒間に7, 8本売れている計算であったと思う。
Johnnie Walkerはラベルの色が様々あり、スーパーによく並んでいるのはRed LabelとBlack Labelの2種類だ。それぞれジョニ赤、ジョニ黒という呼び名で親しまれている。
ジョニ赤が1000円ちょい、ジョニ黒が2000円ちょいだ。贅沢は言わない、ジョニ赤が今ここにあれば、この上ない幸せな時間を過ごせる。
少し話が逸れるが、大学生がウイスキーを買うとしたら、1000円で角瓶やブラックニッカを買う。
ブラックニッカはまだ美味いが、角瓶がスコッチと並んでいるとはとても思えない。
同じ1000円を出すなら、どうしてJohnnie WalkerやBallantine's, Teacher's, White Horseを買わないのか分からない。同じお金で、何倍も美味しいウイスキーが買えるのだ。
Johnnie Walkerはアピールが上手い。ボトルのデザイン、ラベルの角度、アイコン、宣伝動画、どれもが群を抜いている。
その中でも、僕が好きな動画がこれだ。